1章 あがれるようになろう③
いい加減こたつをしまいました。
レイトン准教授です。
今日は手牌をどういう基準で残していけばいいかということを中心に話していきます。
4面子1雀頭を作るのが目標なので、手牌の中には5ブロックあれば必要なターツがそろっていると言えます。この5ブロックを意識して進行していくことが大事です。
例えば以下の手牌の場合を考えます。
この手牌では、
マンズ:2面子or 1面子1雀頭
ピンズ:2面子or 1面子1雀頭
ソーズ:1面子
の構想になります。ピンズのが愚形フォローの形な分だけ1面子1雀頭の構想が強いかなという考えで進めていきます。これだけ整っていればそこまで考えることは多くないです。
では次の手牌です。
この場合ではどうでしょうか。単純に見るとブロックがかなり少なく見えるのではないでしょうか。
この手牌ではひとまずマンズを2ブロックとしてみたり、ソーズを2ブロックとしてみていく感じになります。字牌を払いながら他でターツ(例えば引いたりとか)ができれば、なかぶくれやソーズ4連形から1枚切っていく感じになるでしょう。
なんかあんまりいい例の手牌になってない気もしますが、5つの候補を用意し続けるというのを意識してみると上達は早いと思います。
シャンテン数が低い場合には6ブロックになっていることもあります。
例えばこんな感じです。マンズ2つ、ピンズ1つ、ソーズで3つのブロックと見えると思います。
このように無理なく6ブロックになっている場合は問題ないのですが、ここにを引いたとします。そうすると何を切っていいかわからない人も多いのではないでしょうか。特に初めのうちはこれで困っているのをよく見かけます。
ここで5ブロックの意識を登場させましょう。ブロックは6つあるので、1つ外しましょう。
ではどれを外せばいいかわかりますか?ターツやブロックの比較の話を思い出してみると、一番弱いブロックはと気づけると思います。これで迷わなくて済みますね。
本当はも弱い部分ではあるのですが、雀頭を1つ作らないといけないのでトイツは残した方がいいことが多いです。これもわかりやすい理論があるので、次回以降で話します。
もう1つ手牌を考えるうえで基本的な考え方を紹介します。
ブロックは奇数枚が強い
奇数枚が強くて偶数枚は弱くなりがちということを覚えておくといいと思います。
例えば次の手牌です。
ここから何を切りますか?
まずはブロック数を数えましょう。大事なことです。
マンズ2つ、ピンズ2つ、ソーズは2ブロックとも見れなくはないですが、今回は愚形フォローが2枚ある形と見ると、全体で5ブロックとなってバランスがよさそうです。
ブロック数が5なので、フォロー牌を1枚外すのが基本になります。ではどのフォロー牌を外せばいいでしょうか。
ここでブロックは奇数枚の話が出てきます。とは3枚で1ブロックを構成していますが、は4枚で1ブロックとなっています。つまりフォロー牌であるのどれかを切るのがいいということになります。
3つのうちのどれかなら最初のうちは合格点ということになると思います。
5枚で強い形は、前回でも例に出したとかですね。どれを引いても1面子1雀頭になります。
今回の講義はここまでです。
簡単にまとめると、
一番大事なのは5ブロックの意識
次に考えることは奇数枚で一つの塊として考える
この2つが意識できていれば、最初のうちでめちゃめちゃ困ることはないと思います。
あとは実践できるかどうかなので、是非考えながら打ってみてください。
ありがとうございました。